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主な仕事や作品たち。


2016年



性刊 テッシュ (2016年12月)

変質デザイナー・松尾聡氏との “痴” 由研究第1弾。「手でシュッとしたいオトナのためのフリーティッシュペーパー」をコンセプトに、ポケットティッシュの裏面に「性刊 テッシュ」という名のオリジナルミニ冊子を入れた作品(上記画像は表紙と裏表紙)。

当初は、ポケットティッシュらしく街なかで配る予定だったが、結果として街なかでは絶対に配れない内容になってしまったので、ひとまず忘年会という密室空間にて約100人に配布。多くの方々が苦虫をお尻の穴から挿入されたような顔をされていたが、なぜか内2名は絶賛してくれた。

今後は、3人目の賛同者を探すべく、個別に送りつけさせていただく予定。なお、松尾聡氏との痴由研究は、懲りることなく第2弾を制作中である。


ソ道 (2016年12月)

ソ道とは、即ち “ソース” の道。関西秘伝のソース(情報源)を関西古来のソースで香ばしく書きあげる、古今東西の情報の源流たるアドテック関西ならではの芸道である。

そんな分かったようで分からないコンセプトのブースを出展。メインビジュアルにて、アドテック関西を「デジタルマーケティングの情報源」と位置づけて掲げた「ソースは関西。」というコピーとの連動企画である。書道ならぬ「ソ道」というネーミングを思いついたときに「これだ!」と思った。

当初は、本物の書家(この日は「ソ家」)が自由に書きあげる設定だったが、急遽、わたしが来場者の方の悩みなどを聞いて、ソ家の先生が描くためのキャッチコピーを即興で考えるスタイルへ切りかえられることに。

アドテック関西の基調講演にて「ピッカピカの一年生」や「セブンイレブンいい気分」を手がけた杉山恒太郎氏が「作り手は、すぐに手を動かそうとするのではなく、しっかりと頭で考えなければいけない」みたいなことをおっしゃっている最中、まさかの即興コピーである。

わたしも最初こそ「コピーはそんなに簡単に書けるものじゃないんですよ」などとボヤいていたが、思いのほか盛況なことで調子に乗り、いつのまにか楽しんでしまっていた。開催中に100本以上のコピーを即興で考えたはずだが、以下の2本が特に印象に残っている。

sodo3

左は「LGBTへの理解をもっと面白く、大胆に広めたい」という会社の社長さんが口走ったフレーズを切りとったもので、右は仕事ができすぎることで有名なクライアント企業の若手社員を妬んで書いたもの。

とある大手広告代理店の方々に「ホワイト企業」「定時あがり」「枕営業」といった書(ソ)を渡したときは怒られるかと思ったが、爽やかに笑っておられた。「さすが、余裕があるな」と妬んだ

ちなみに、ホリエモン氏も来てくれた。


こちらは男根をご崇拝されているという珍スポトラベラーの金原みわさん。飾っておくとソースが腐るので注意してほしい。


アドテック関西メインビジュアル (2016年11月)

このタイプのシャワーヘッドとソースをダイレクトに連結させてみたいなという意味不明な衝動が自分のなかで先走り、それをどう処理しようかと考えていったので難航した。

結果、アドテック関西を「デジタルマーケティングの情報源(ソース)」と位置づけ、「ソースは関西。」というコピーを掲げた。

コピーについては、果てしなきボツ案の末、半ばヤケクソになり、アドテック関西のテーマである「グローカリゼーション」(グローバル+ローカル)を「グローバル=」「ローカル=」と置きかえて、「個は、万。」というコピーも考えたがボツになった。

ほんと、ボツになってくれてよかった。


三ツボケレストラン〜美食と笑いの奇妙な晩餐会〜 (2016年9月)

一部の美食家たちのあいだで、まことしやかに囁かれるシークレットレストランがある。その名も三ツ星ならぬ「三ツボケレストラン」。多彩なボケがふんだんに盛りこまれた究極の “ボケうま” フルコースを、美味しく、可笑しく、召し上がれ。

そんなコンセプトをもとにしたリアルイベントを開催。個々の異なるバックグラウンドが特に色濃く反映される「笑い」を軸にしたコンテンツを、複数人ですり合わせながらも丸まらないようにまとめあげることの難しさを痛感した。ただ、「ボケうま」というワードは気にいっている。


ガントバス (2016年6月)

明和電機と株式会社人間のコラボ作品として製作された、メガネを飛ばすためのマシン。

そのコンセプト部分で「なぜメガネを飛ばさないといけないのか」について、「ガントバス論」と題したものを、株式会社人間の山根さんの文章を下地にしつつ、本能の赴くままに書いてみた。

すると、手が止まらなくなり、予想よりも長くなってしまった。自分以外の文章と、自分の文章とを融合させることのおもしろさみたいなものがあったのかもしれない。

この文章自体に対してはなにか特別な反響があったわけでもないのだが、なぜかたまに読みかえしたくなってしまう。なんでだろう。しょっぱなのタイトル部分に致命的な誤字があるからかもしれない。


TEDxKobe by 株式会社人間 (2016年6月)

株式会社人間の代表である花岡さんと山根さんが登壇する「TEDxKobe」の脚本を、これまた山根さんの文章を下地にして書くことに。

ただ、自分が書いた内容を自分以外の人間が大勢の前で話してくれるチャンスなんてなかなかないので、何度も同じ内容を繰りかえすという脚本構成の最後に、「邪道」を「Jado」英語読みさせて辱めてみることにした。

結果は、以下の通り。


おおさかカンヴァス2016 (2016年4月)

「おおさかカンヴァス2016」の開催地は、万博記念公園。いまだ芸術家たちに多大な影響を与える、あの岡本太郎氏が遺した「太陽の塔」と、どう対峙すべきなのか。

そんな無理難題すぎるテーマを前に、見事、ありとあらゆるコピーがボツに。そしたら、岡本太郎氏の偉大さのようなものがだんだんむかついてきて、その怒りを八つ当たりさせるように、とある1本のコピーを最後の最後の最後に書いた。

それをそのまま使うことは各所から激しく怒られるはずなので無理だったが、結局、そこを起点にして「おい、太陽。」と、「太陽の塔」にひるむことなく、むしろ呼び捨てにして挑んでいく礼儀知らずなコピーが生まれてくれた。


ゆうちょ銀行ポスター (2016年1月)

どこかで書いたかもしれないし、伏せたかもしれないが、そもそものきっかけは、生まれたての子鹿のような目をした中堅コピーライターに「宣伝会議賞でグランプリを獲っても意味なんてないよ。そもそも、実際に広告にすらなったことないんだから」みたいなことを言われたからだった気がする。

にこやかに「そういうことは獲ってから言いましょうよ」と返したところ、それ以降、彼とは音信不通になってしまった。コンドルにでも連れさられてしまったのだろうか。

ただ、彼が遺してくれた言葉の通り、グランプリを獲ったことでなにかが変わるなんてこともなかったし、関係者に聞いてみたところ、今までにグランプリ作品が広告化されたことも本当にないらしかった。

そしたら、なんだか無性に腹が立ってきたので、ゆうちょ銀行にダメもとで自主提案することにした。結果、約7か月もかかったが、第52回宣伝会議賞グランプリ「人生の半分は無職です。」ほか全6点が無事に広告化され、ゆうちょ銀行内に掲載されることになった。

ゆうちょ銀行にて尽力してくれた担当者の方々や、制作に協力してくれた方々への感謝はもちろんなのだが、実は今だから言えることで(もうどこかで酔ったときに言ったかもしれないけれど)、数百万円にも達したらしい印刷代をすべて肩代わりしてくれた企業がある

いつか、仕事で恩返しをしたい。


2015年



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