2018年6月13日(水)

東京出張終了。早朝より品川駅から大阪へ向かう。数えてみたら、7日間の滞在で18社、30人近くの方々と出会った。最初はどうなるかと思ったけれど、これから一緒に仕事をしていくことになりそうな良縁にも恵まれて、振りかえってみれば最高の時間だった。

そんな余韻に浸りつつ、「たのしく仕事をすること」と「なあなあで仕事をすること」はまったくちがう。そんな軽めの事故に遭遇した件を新幹線の中で対応。車でぶつけられて「わたしもたしかに悪いけど、あなたもちゃんと前を見て歩いてください」と言われたときに「ごめんなさい」と頭を下げるような人間になってはいけない。しかも、前じゃなくて後ろから轢かれているわけだし。だから、しっかりとこちらの意見は忌憚なく伝えつつ、相手から改めて提示された納期よりも早く仕上げることでバランスをとった。

とはいえ、そのせいで昨夜から一睡もしておらず、自分のスタイルを意地で張りとおすのもなかなか辛い。このままではダメだな。なにか変えなければ。そんなことを考えていたら、おとといに再会したばかりのロボット開発会社の代表の方から、新製品のネーミングとコピーライティングの案件が届く。「まだ東京にいますか?」と聞かれると同時に、新大阪駅へ到着。まずはオンラインでプロジェクトをスタートすることになった。たのしく仕事をできそうな方なので嬉しい。そんなパートナーをどんどん増やしていこう。

2018年6月12日(火)

渋谷から歩いて南青山にあるデザイン会社へ。以前の職場ですこしだけ一緒だったものの話すことはなかった方と縁があって訪問。

やさしくやわらかい時間が流れるオフィスには不釣りあいな自らのゲテモノっぷりをおそるおそる晒してみると、同席していた代表の女性が「ぜひ一緒に仕事をしていきましょう」とおっしゃってくれて、ホッとする。しかも、「とても素敵なコピーライターがいる」と、その場で他のクリエイティブエージェンシーの代表の方に電話をかけ、丁寧にメールでつないでくれた。ありがたい。はやく一緒に仕事をして、恩返しをしよう。なんだか、先日に「コピーライターとしてなにをしたいか」という部分を具体的なアイデアに落としこんでから、自分のことをシンプルに紹介できるようになった気がする。

お昼は、食欲がなかったのだが、原宿の『九州じゃんがららあめん』へ無理やり入る。味は覚えていない。そのまま電車で代々木へ行き、喫茶店でしばらく作業したのち、以前に株式会社一へお問い合わせをいただいてから縁のある会社へ。まだまだ新しい会社だとは知っていたけれど、実際にオフィスを見ると、自分のできることで応援してあげたいとの気持ちがさらに湧いてきた。

夜は、株式会社一のオフィスとして検討している渋谷のコワーキングスペース『PoRTAL』を内覧。『ナイト&ウィークエンダーズプラン』であれば、月額16,000円で法人登記も可能とのこと。すでに入居者の方とも仕事の面でつながれそうな感触もあるので、バーチャルオフィスよりはよさそう。ひとまずのランニングコストを抑えながらの拠点としてアリだと思う。

そのまま、渋谷の焼鳥屋『だるま家』へ。大学時代のサークルの先輩で、大手広告代理店でコピーライターをやっているFさんと、なぜか弁護士をやっているTさんと、Dも含めて再会。「お金と時間が無限にあるとしたら、なにをしたいか」という議題で盛りあがるなどしたのち、「とりあえず、ひゃくいちは絶対に大丈夫だね」と、根拠なき励ましの言葉をかけられる。

すると、今朝にご紹介いただいたクリエイティブエージェンシーの代表の方から、ちょうどメールの返信が。すでにわたしのことをインターネット上で知っていたようで、「ぜひ、面白い仕事を一緒にしましょう」とおっしゃっていただいた。またひとつ、楽しみが増えた。

2018年6月11日(月)

東京の制作会社から、デザイナーやエンジニアなど非コピーライターの職種間で「コピーライティング部」を始動させたいとの話があり、そのメンバーたちとランチ。Dさんは相変わらずで癒された。たしかに自分と似通うところがある。それ以外の方々は初対面だったのだが、どうせ冗談かと思っていたら、けっこう本気でコピーをやりたいようで、コピー部でやりたいテーマについていろいろなアイデアが出てきて面白かった。コピーライティングに関する簡単なセミナーをやることになりそうなので、とりあえず自分なりのルールをまとめてテキスト化しようと思う。自分にとっても頭のなかが整理できる良い機会になりそう。

夕方からは半蔵門へ。久しぶりに代表のFさんと再会し、懐かしいオフィスの片隅でしばし喋る。「こんなことやろうかと思っているんですよね」とすこし話すだけで、「ってことは、こういうことか。面白そうだね」と一瞬で見抜いてしまうビジネス感覚は相変わらずだった。Uさんとも話し、広報的なコンテンツ面でお手伝いすることになるかもしれない。その後、Fさんと、Kさんも加えて新宿の歌舞伎町で甘辛い鍋。「社員にキャリアパスを示すべきか」という議題になり、「示すべき」というKさんに対して、「そんなの示されたら絶望するし、反抗したくなりますけどね」と逆張りをして楽しむなど。役員であるKさんの立場としてはそう答えるしかないだろうけれど、社員のために尽くしすぎる性格を抑えて、Kさん自身が本当はやりたいのに時間を割けていない「デザイン」の部分で一緒に仕事をしたいと伝えて解散。

ちょうどDから「渋谷の松見坂のBARで呑んでいる」との連絡が入り、タクシーで向かうと、直接話したことはないけれど、大学のキャンパスでよく見かけたことのある同級生の顔が。今はロボットの開発会社を経営しているとのこと。なんかタイプが似ているからとのことで、Dが引きあわせてくれたらしい。たしかに初めてとは思えないほど話しやすい雰囲気だった。Dとふたりでその方の弟子(?)を口撃したのち「3番目の友だち」で泣くなどして夜更けに散会。就寝。

2018年6月10日(日)

東京出張の疲れが出て、昼下がりまで寝る。このままだとさらに動けなくなると思い、無理やり身体を起こして道玄坂の回転寿司屋で15皿ほど無理やり呑みこみ、再び部屋に戻って寝る。

夜になるとすこし回復したので、Dと『ドキュメンタル シーズン5』を鑑賞することに。その後、「ハーモニカ猿」のシーンは、なぜあんなに面白かったのかについて話す。笑いのハードルが徐々に上がっていくなかで、「これはさすがにスベるんじゃないか」と周囲が不安に感じるハードルを全力で超えていったときに生まれる笑い。これは、なにか普遍的な参考になりそう。

2018年6月9日(土)

朝起きると、部屋の主であるDもたまたま起きていたので、東京に来てから考えさせられている「コピーライターをやるのではなく、コピーライターとしてなにをやるのか」について、自分が「やりたい」と感じている二つのアイデアを聞いてもらうことに。先日にKさんから聞いた「地球少年・篠原祐太さん」の話が大きな参考になっている。

しばらく二人で意見をかわすうちに、一つの方向性がクリアになってきた。やっぱり、Dはすごい。すると、Dがその方向性を試してみる舞台としてぴったりの仕事をしている知り合いに電話をかけ、最初の実験をやらせてもらえることに。さっそく、渋谷のコワーキングスペース『PoRTAL』へ場所を移して実際にやってみると、やはり面白い。念のため、1枚の企画書にまとめて全体を俯瞰してみる。うん。イイと思う。やることにした。

夜は新橋へ。大手広告代理店に移籍した若手コピーライターと、新進気鋭の制作会社へ移籍した若手コピーライターと呑む。そのなかで「自分は『面白くもなんともないものが世間から評価されていることに対する怒り』がコピーを書く原動力だけど、ひゃくいちさんは怒らないのか」と聞かれる。それで「どちらかというと、自分は『世間から面白くもなんともないものと評価されていることに対するやさしさ』がコピーを書く原動力だ」と答える。

「やさしさ」という言葉がとっさに出てきたのは意外だった。血気盛んな若きコピーライターたちにとっては物足りない答えだったと思うけれど。まあ、たぶん、本音なのだから仕方ない。