2018年6月1日(金)

株式会社一の新名刺が刷りあがった。紙質は問題なし。ただ、文字が細すぎて読みづらかったので、もう少し太めのバージョンを朝から再入稿。来週の東京出張までには間にあいそうだ。

ひとまず、名刺の文字をレイアウトしてくれた元同僚のデザイナーに謝礼金を届けることに。そのまま現金を渡すのもなんだか他人行儀でイヤだったので、封筒に「謝礼」ではなく「恩赦」と書いておいたのだが、まったく気づかれずに喜ばれてしまった。

昼過ぎまで、とある東京の開発会社のコーポレートメッセージを書く。本日が締め切りだったが、最後の最後まで細部の言いまわしを推敲。特に、個人的には「どうしても」といった事情がない限りは用いたくないエクスクラメーションマークを使うべきかどうかで悩む。結果として、納得のいくものを提出できた。

夕方からは、今後の案件に関する打ち合わせのために株式会社人間へ。昨日付けで退職した会社に今日もいるというのは妙な気もしたが、思ったよりも多くの依頼をいただけてありがたかった。お返しに、保険証やらオフィスの鍵などを返却すると、「オフィスに置きわすれた三輪車を持って帰ってくれ」と言う。今月で1歳になるわたしの息子へ同社の代表から譲りうけた三輪車である。

ありがたく頂戴したものの思ったよりも巨大で、自宅まで運ぶ手段がないと遅ればせながら気づき、そっと放置しておいたのだ。きっと、タクシーにも入らないだろう。ギリギリ押しこめたとしても、「めんどくせえ客に当たっちまったな」という運転手の視線に晒されながら、不機嫌そうに跳ねあがっていく料金メーターの勢いをじっと堪えるためにわたしは生まれてきたわけじゃない。

オフィスから自宅までの道のりは、大阪城公園を横切れば5kmほど。「まあ、途中でコンビニへ寄って、缶チューハイでも片手にのんびり押して歩けば、あっという間かもな」とも思ったのだが、コンビニに三輪車を颯爽と横づけして、タカラ焼酎ハイボールを買っていく男など見たことがあるだろうか。

仮に、くまのプーさん柄の三輪車を店員に横目で見られながら「20歳以上ですか?」との痛烈な皮肉にもめげることなく「はい」と力強くボタンを押しとおせたとしても、夜の大阪城公園で誰も乗っていない三輪車をロング缶片手にほろ酔い加減で押しながら歩いておいて、そのまま無事に起訴されることなく帰宅できる自信がない。

だから、今日もオフィスに三輪車を置きわすれることにした。これからも毎回、置きわすれよう。